【Part 1 】”構想” 古民家フルリノベーション事例

【概要】
リノベーションの概要の前に、本記事のコンセプトをご紹介いたします。

今回リノベーションをすることとなった住宅は、山と川、水田に囲まれており、自然の中に佇む昔ながらの日本家屋です。

豊かな自然との触れ合いや静かにゆっくり流れる生活を想像できる場所です。

 

建物には歴史や当時の文化を感じさせられる大きな梁や建具がそのまま残っています。

それらを損なわないようなデザインのインテリア、モダンで機能的な設備を導入し、

過ごしやすい家に改装していく様子をお届けいたします。

 

【構想】

“和モダン”をご希望の施主様。そのテーマに対してご提案したのは次の3点です。

 

・居室空間を吹き抜け天井にすること

・床をクリの木を使用すること

・建具(襖など)をできるだけ再利用すること

 

「居室空間を吹き抜けにする」
→居室空間を広々と感じていただくことはもちろんですが、吹き抜け天井にすることによって建物のデザインを最大限に引き出すことができるからです。骨組みや構造を見える化することで歴史や文化を感じていただけます。昔ながらの日本家屋だからこそできる施工のためご提案しました。

「床をクリの木を使用すること」
→当初、すべての部屋が和室でした。”和モダン”を実現するため。一部の部屋を除き、基本的にフローリング化をご提案しました。また、そのフローリングの素材として、クリの木(チェストナット)をおすすめしました。クリの木は美しい色合いで高級感のある印象を与えます。耐久性も高く、長期的に使用することができ床材としてかなり外見や機能性が優れています。実際に、古くから神社仏閣の土台や枕木などに利用されており、無垢材に精通した宮大工が認めるほどです。このような理由からご提案しました。

 

「建具はできるだけ再利用すること」
→現代の建具はオシャレで機能的ですが、襖などはできるだけそのまま残して空間の演出として不可欠と思い、ご提案しました。

 

【目次】

Part 1 :構想

Part 2:動産処分

Part 3:吹き抜け工事

Part 4 : 断熱工事

Part5: 浴室工事

Part 6: 吹き抜け工事2

Part 7:床貼り

Part8:エクステリア施工

Part 9 :最終章(1)

Part10 : 最終章(2)

this article continues…

 

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【Part 1 】”構想” 古民家フルリノベーション事例
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