まちの不動産では一戸建て住宅のまるごとリフォームから部分的なリフォームを行なっております。
今回は当社が中古一戸建てを買取しリフォームする様子をご紹介いたします。
【構想】
まずは、リフォーム前の間取りをご覧ください。
1階(左)の和室だった部屋はリフォームによって洋室へと変更されましたが、それ以外の間取りは当時の住宅によく見られる典型的なスタイルを踏襲しています。
当時の間取りの特徴
このような間取りが多かった背景には、以下のような住宅事情があります。
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三世代・親子同居が一般的だったため、個室の数が重視された
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「茶の間」や「座敷」といった伝統的な住まいの文化が根強く、一つの広い空間ではなく、障子などで仕切られた部屋が多かった
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食事をする場所と生活空間を分ける考え方が主流で、ダイニングキッチン(DK)が一般的だった
そのため、居室とキッチンが分離され、現在のような広々としたLDKのスタイルはあまり見られませんでした。
しかし、時代とともに家族構成やライフスタイルが変化し、広いリビングと開放的な空間が求められるようになっています。
【間取りの変更】
約50年の月日を経て、現状の間取りのままでは今の生活スタイルには合致しないため、大幅な間取り変更を行うことにしました。
変更箇所は4カ所です。
①ダイニングと和室をLDKに変更と、既存の押入と床の間を撤去し、すべて居室空間へ。
②洋室と和室の襖を撤去、壁で仕切り、居室を独立させました。
③洋室とLDKともに縁側部分を居室の一部に。
④2階洋室2部屋を1つの居室に変更、さらに2帖分のウォークインクローゼットを設置。
築約50年が経過した本物件は、そのままでは現代の生活スタイルに合わないため、思い切った間取り変更を行いました。
主な変更点は以下の4つです。
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ダイニングと和室を統合し、広々としたLDKを実現
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既存の押入れ・床の間を撤去し、すべて居室空間へ変更。
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洋室と和室の仕切りを襖から壁へ変更し、それぞれ独立した居室に
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洋室・LDKともに、縁側部分を室内空間へ取り込み、より広く
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2階の洋室2部屋を1つの広い居室に統合し、2帖分のウォークインクローゼットを新設
これらの変更により、圧倒的な開放感を実現しました。
特に2階は、以前の4.5帖ではベッドを置くと窮屈でしたが、広々とした主寝室へと生まれ変わっています。
次回は、このプランに基づいた工事の進捗をご紹介します。
【目次】
Part 2:構想